失態の朝潮・黒の粘着部屋
https://youtu.be/URnE-dGyukM
↑こちらの動画を拝見し、艦これの朝潮ちゃんが刑罰として黒い粘着質で覆われた部屋に放り込まれてしまうというSSを作ってみたいと思いつくってみました。
・キャラ崩壊の可能性あり。
・粘着拘束要素のあるリョナあり。
提督「朝潮、今回の件は全て指揮艦であったお前の責任なんだ・・・それは理解しているな・・?」
朝潮「・・・はい。柔順承知しております。自分の無力さと慢心が招いた結果です。処罰の覚悟はできています・・・」
軍服の男2人に腕をつかまれ、先導する提督と共に朝潮は鎮守府の懲罰房へと連行されていた。
突然現れた敵の駆逐古鬼の大群に成すすべなく自分のまかされた艦隊を全滅させられ、自分だけおめおめ生きて戻ってしまった自分の無力さ。
今まで自分の実力で敵と戦い勝ってきたことへの自信を新たに表れた敵の大群によってすべてを粉々にされた朝潮は茫然自失であり、提督の下した「懲罰房への永続謹慎」という処分を素直に受けた朝潮に以前のような気迫と信念はなかった。
地下の懲罰房への扉を開く提督。
そこには、失態や反抗をした艦娘たちの独房が広がっていた。
精神が欠落し、ひたすら叫び扉を激しくたたくだけの艦娘の姿もそこにはあった。
提督「ここだ」
朝潮「…この部屋が・・・私の入る独房・・・なのですか・・・?」
提督「・・・そうだ。おい、この駆逐艦を放してやれ」
軍服の男1「ハッ!」
軍服の男2「おい、話すぞ」
2人は朝潮を手から離し、ドサッという音と共に朝潮の体は床に崩れた。
朝潮「・・・痛ッッ!!」
思い切り体を床に落とされ思わず声を上げる朝潮。
提督の視線は何も映していないように思えた。
提督「立て。そして今すぐ自分の服を脱げ。・・・返事は!」
朝潮「はっ、はい!!了解・・・しました・・・!」
立ち上がり、そのまま自分の偽装を含めた服を脱ぐ朝潮。
その表情は赤面をし、この世のものとは思えない辱めで頭がいっぱいになった。
朝潮「司令官、偽装と朝潮の服装・・・すべて取りました」
提督「よし・・・いいだろう」
全ての服を脱ぎ、まだ成熟をしていないその体を男たちに晒す朝潮。
まだ成熟していない体だが体に残ったアザや傷が彼女が今まで異形の敵と戦い続けてきたいた事を物語っていた。
提督「その駆逐艦を確保しろ」
軍服の男1・2「はっ」
朝潮「はあんっ・・・グッ!」
丸腰の体で腕を2人の男に捕まれる朝潮。
提督が朝潮の目の前の独房のカギを開ける。
提督「開けろ」
軍服の男1・2「了解、扉開きます」
かなり重厚な扉を2人がかりで開ける。
中は明かり1つ無く通気口以外の窓すら存在してない空間が広がっていた。
提督「よし、その艦娘を部屋に放り込め」
軍服の男1・2「はっ!そらっ!!」
朝潮「嫌ァッ!!」
勢いよく部屋の中に放り込まれた朝潮。自分の犯したことを考えればこの扱いは当然だと思い込むとともに、朝潮はその部屋の異質さを真っ先に思い知ることになった。
朝潮「な、こ・・・これは・・・ッ!!?」
提督「そうだ。それがお前への罰則だ」
朝潮「な・・・なにこれ・・・・取れない・・・ッッ!!?」
その部屋の床には黒い粘液が一面に広がっており、朝潮の体は黒いコールタールのような強烈な粘着質の液体によって身動きが取れなくなっていた。立ち上がろうとしても、黒い粘液はギュウウウウウっとゴムのように激しい粘着音を出して朝潮の体を完全に拘束していたのである。
提督「それは石炭を乾留して得られる副生成物の液体に、深海棲艦の死骸や細胞編片を混ぜたものだ。そしてその液体は意思をもってお前の体に吸着している。自力でその液体を取ることもこの部屋から出ようと考えるのはやめておけ」
朝潮「うううっ・・・手足が、全然動かせなくなってきた・・・これが、私への罰ということは・・・私はずっと・・・この部屋に・・・?」
提督「さてそれはどうかな?万が一お前が、その粘着から抜け出せる術を見出せばここから抜け出せるかもしれんぞ。まあそれは、抜け出す術があればの話だがな」
朝潮「ど、どうしてですか司令官・・・?私だけ・・・こんな部屋に入れたのですか・・・?!抜け出す術とは一体・・・!!?」
提督「さあ、私は知らんな。ここで動けないままその液体に食われて終わるか、何とか抜け出す術を思いつくか、それはお前次第だ。では扉は閉めさせてもらう。まあ精々抵抗の1つでもみせてくれ・・・」
朝潮「待ってください!!どうして!?なんでこんな事を!?食われて終わるとはどういう意味なんですか!!?司令官!司令官ッッ!!!」
・・・ドタンッ 重い鉄の扉が閉まる。
漆黒の空間の中、朝潮は1人体を振るわせる。
朝潮「・・・このままじゃきっと何も変わらない。今は、何とか立ち上がらないと・・・」
この粘着の床から出ないといけない。
その使命感にかられ朝潮は必死に体を持ち上げようとする。
朝潮「グッ・・・アアッ・・・!!皮膚がくっ付いて・・・痛いッッ!!」
黒い粘液はギュッグググッと激しい粘音と共に、まるでゴムのような弾力と粘着で朝潮の手足を接着していた。無理やり体を動かすも強力に接着された皮膚とそれを無理やり引きはがそうとする事への痛みにより朝潮は悲痛な感情に襲われる。
それでも何度も立ち上がろうと試みるが、時間を追うごとに粘液の粘度はさらに増し部屋には粘液のさらに激しくなった粘音と朝潮の悲鳴が響いていた。
朝潮「ま、負けるもんか・・・!負ける・・・もんか・・・ッッ!!」
辛うじて気力を振り絞り粘着の床から出ようとする意志を持とうとする朝潮。
だが、粘液はそんな朝潮にさらにむごい追い打ちを始めた。
朝潮「・・・えっ!?粘液が・・・体に・・・?」
グチュグチュと音を立て黒い粘液は朝潮の体を徐々に覆い始めていた。
手足を覆っていた粘液は腕や太ももを覆い、朝潮の体は完全に拘束される。
さらに粘度の強くなった粘液から動こうとするもブチブチブチッと鈍い音とさらに強度を増した粘液がヌチャリと糸を引くだけであった。
そして気が付けば、そして黒い粘液は朝潮の尻や胸や腹、背中まで覆っていた。
朝潮「嫌アアアアアアアッ!!助けてええええええええええ!!!体中が痛くて染みるゥゥゥッッッ!!!」
体中に戦いの生傷が無数に残っていた朝潮の全身に有毒物資の塊である黒い粘液が覆われ、朝潮の体中の傷口に粘液が刷り込まれる。
そしてその上に強力な粘液の粘着によって朝潮の全身には想像を絶する逃れられない激痛が襲っていた。
想定していない罰を受け対処することができない朝潮。小さいながらも強い意志と決意を持っていたはずの朝潮はその目に涙を浮かべ必死に助けを求めようとする悲痛な表情となっていた。
朝潮「ごめんなさい司令官ッッ!!!ごめんなさい!ごめんなさいッッ!ごめんなさい・・・ッッ!!!」
粘液による全身の痛みと全身の粘着で痛みから逃れることができない朝潮はもはやひたすら泣き叫ぶことしかできなくなっていた。
そして動かしていた手足の感覚が無くなっていたことに気づいた朝潮は、力を振り絞り自分の今の手の状況を確認しようとする。
朝潮「・・・そ、そんな・・・手が、無くなってる・・・!?」
粘液で覆われていたはずの手はいつの間にか消えており、自分の手足が粘液に溶かされ同化させられてしまった事にようやく気付いた朝潮。
手足の踏ん張りがきかなくなり粘液に全身が崩れ落ちる。そして粘液は朝潮の首や顔を覆い始めた。
グチャグチャと音を立て幼い顔を浸食し始める粘液。朝潮の表情は絶望の極致だった。
朝潮「嫌あああああ!こんなネバネバした奴のエサにはなりたくないッッ!!だ、誰か!助け・・・ムグッッ!!!」
粘液は朝潮の目と鼻と口まで覆われ、朝潮の全身は粘液で完全に覆われてしまった。
朝潮「ウウウウウッ!!ウウウウウウッッ!!!」
粘液越しに悲痛な叫びをあげる朝潮。そんな朝潮の全身は徐々に粘液に溶かされ粘液の一部と化していった。
ブチュブチュブチュと音を立てながらまるで捕食するかのように朝潮の胴体を溶かしていく粘液。
そして、妹たちや司令官に助けを呼ぶ叫び声がかすかに聞こえる朝潮の頭も無残にドロドロになり部屋には粘液の床だけが広がっていた。
・・・それから2週間が過ぎたころ。
「うっ・・・ここは・・・・?」
粘液の床だけになっていたはずの部屋に、粘液に溶かされたはずの朝潮が目を覚ます。
朝潮「私は・・・粘液に覆われて・・・あれ?粘液が無くなってる・・・!?」
床を覆っていた粘液は跡形もなくなっており、どうして自分がここに無事でいるのか理解していない朝潮。
すると部屋の重い扉が開き、光が差し込んだ。
提督「ほぉ・・・その様子では粘液はお前の体に定着したようだな?」
朝潮「あ・・・司令官・・・?」
自分をこの部屋に放り込みあのような真似をした自分の司令官が目の前にいる。
一体何がどうなっているのか、朝潮には理解ができなかった。
提督「朝潮、こちらに来い」
朝潮「は・・・はい。了解しました・・・」
すくっと立ち上がり部屋を出る朝潮。
すると提督の近くには大きな鏡が用意されていた。
提督「朝潮、その鏡で今のお前の姿を見てみるといい」
朝潮「・・・はい、了解しました」
言われるまま鏡で自分の一糸まとわぬ姿を見る朝潮。すると・・・
朝潮「・・・え!?体が、大きくなってる・・・」
提督「そうだ。今のお前は朝潮改二。すべては艦娘の新たな改二構想の実験だったということだ」
朝潮「新たな改二構想・・・?」
提督「今まで艦娘の改二は単純な武装の改装や艦娘への直接的な手術改造によるものだったが、今回の構想は深海棲艦の細胞自体を艦娘の全身に定着させ深海棲艦の技術と能力を直接的に持った改二の艦娘を生み出すという物だ。大本営はこの構想にかなり期待を寄せているそうだが、まず人体自体の改造に成功したことは大いに喜ばれることだろう」
朝潮「そ、そうですか。司令官と大本営にこの朝潮がお役に立つことができ大変光栄に存じます!」
提督「お前の改二用の服装はすでに完成している。これがそうだ。早速着替えてみろ」
朝潮「了解です」
提督の持ってきた金属のカバンに入っていた服装に着替える朝潮。
提督の視線を感じながらもすぐさまに着替えた。朝潮の表情は笑みがあった。
朝潮「朝潮、着替えのほう完了しました」
提督「うむ、改二専用の装備は現在開発中なので以前お前が使っていた装備をその間使ってくれ。それから改二丁というお前専用の装備も開発しているそうだ。大本営あげての実験に見事に成功したお前の活躍、期待をさせてもらうからな」
朝潮「はい!この朝潮、必ず司令官のご期待に応えて御覧に入れます!!」
提督に連れられ懲罰房を後にする朝潮。
改二になった以上、二度と失態は繰り返すものかと決意する朝潮ではあった。
だが、疑問が残る。
体を液体に溶かされたはずの朝潮は、どうして改二の肉体になって戻ることができたのか?
一度溶けた肉体の細胞と深海棲艦の細胞や死骸でできた液体が混ざって改二の体になったのだとしたら、それは元の朝潮とは別の存在なのではないか?
その疑問を朝潮は全く持つことはなかった。
そして朝潮自身は、「論理的・物理的に今まで不可能であった強大なクラスの深海棲艦の
↑こちらの動画を拝見し、艦これの朝潮ちゃんが刑罰として黒い粘着質で覆われた部屋に放り込まれてしまうというSSを作ってみたいと思いつくってみました。
・キャラ崩壊の可能性あり。
・粘着拘束要素のあるリョナあり。
提督「朝潮、今回の件は全て指揮艦であったお前の責任なんだ・・・それは理解しているな・・?」
朝潮「・・・はい。柔順承知しております。自分の無力さと慢心が招いた結果です。処罰の覚悟はできています・・・」
軍服の男2人に腕をつかまれ、先導する提督と共に朝潮は鎮守府の懲罰房へと連行されていた。
突然現れた敵の駆逐古鬼の大群に成すすべなく自分のまかされた艦隊を全滅させられ、自分だけおめおめ生きて戻ってしまった自分の無力さ。
今まで自分の実力で敵と戦い勝ってきたことへの自信を新たに表れた敵の大群によってすべてを粉々にされた朝潮は茫然自失であり、提督の下した「懲罰房への永続謹慎」という処分を素直に受けた朝潮に以前のような気迫と信念はなかった。
地下の懲罰房への扉を開く提督。
そこには、失態や反抗をした艦娘たちの独房が広がっていた。
精神が欠落し、ひたすら叫び扉を激しくたたくだけの艦娘の姿もそこにはあった。
提督「ここだ」
朝潮「…この部屋が・・・私の入る独房・・・なのですか・・・?」
提督「・・・そうだ。おい、この駆逐艦を放してやれ」
軍服の男1「ハッ!」
軍服の男2「おい、話すぞ」
2人は朝潮を手から離し、ドサッという音と共に朝潮の体は床に崩れた。
朝潮「・・・痛ッッ!!」
思い切り体を床に落とされ思わず声を上げる朝潮。
提督の視線は何も映していないように思えた。
提督「立て。そして今すぐ自分の服を脱げ。・・・返事は!」
朝潮「はっ、はい!!了解・・・しました・・・!」
立ち上がり、そのまま自分の偽装を含めた服を脱ぐ朝潮。
その表情は赤面をし、この世のものとは思えない辱めで頭がいっぱいになった。
朝潮「司令官、偽装と朝潮の服装・・・すべて取りました」
提督「よし・・・いいだろう」
全ての服を脱ぎ、まだ成熟をしていないその体を男たちに晒す朝潮。
まだ成熟していない体だが体に残ったアザや傷が彼女が今まで異形の敵と戦い続けてきたいた事を物語っていた。
提督「その駆逐艦を確保しろ」
軍服の男1・2「はっ」
朝潮「はあんっ・・・グッ!」
丸腰の体で腕を2人の男に捕まれる朝潮。
提督が朝潮の目の前の独房のカギを開ける。
提督「開けろ」
軍服の男1・2「了解、扉開きます」
かなり重厚な扉を2人がかりで開ける。
中は明かり1つ無く通気口以外の窓すら存在してない空間が広がっていた。
提督「よし、その艦娘を部屋に放り込め」
軍服の男1・2「はっ!そらっ!!」
朝潮「嫌ァッ!!」
勢いよく部屋の中に放り込まれた朝潮。自分の犯したことを考えればこの扱いは当然だと思い込むとともに、朝潮はその部屋の異質さを真っ先に思い知ることになった。
朝潮「な、こ・・・これは・・・ッ!!?」
提督「そうだ。それがお前への罰則だ」
朝潮「な・・・なにこれ・・・・取れない・・・ッッ!!?」
その部屋の床には黒い粘液が一面に広がっており、朝潮の体は黒いコールタールのような強烈な粘着質の液体によって身動きが取れなくなっていた。立ち上がろうとしても、黒い粘液はギュウウウウウっとゴムのように激しい粘着音を出して朝潮の体を完全に拘束していたのである。
提督「それは石炭を乾留して得られる副生成物の液体に、深海棲艦の死骸や細胞編片を混ぜたものだ。そしてその液体は意思をもってお前の体に吸着している。自力でその液体を取ることもこの部屋から出ようと考えるのはやめておけ」
朝潮「うううっ・・・手足が、全然動かせなくなってきた・・・これが、私への罰ということは・・・私はずっと・・・この部屋に・・・?」
提督「さてそれはどうかな?万が一お前が、その粘着から抜け出せる術を見出せばここから抜け出せるかもしれんぞ。まあそれは、抜け出す術があればの話だがな」
朝潮「ど、どうしてですか司令官・・・?私だけ・・・こんな部屋に入れたのですか・・・?!抜け出す術とは一体・・・!!?」
提督「さあ、私は知らんな。ここで動けないままその液体に食われて終わるか、何とか抜け出す術を思いつくか、それはお前次第だ。では扉は閉めさせてもらう。まあ精々抵抗の1つでもみせてくれ・・・」
朝潮「待ってください!!どうして!?なんでこんな事を!?食われて終わるとはどういう意味なんですか!!?司令官!司令官ッッ!!!」
・・・ドタンッ 重い鉄の扉が閉まる。
漆黒の空間の中、朝潮は1人体を振るわせる。
朝潮「・・・このままじゃきっと何も変わらない。今は、何とか立ち上がらないと・・・」
この粘着の床から出ないといけない。
その使命感にかられ朝潮は必死に体を持ち上げようとする。
朝潮「グッ・・・アアッ・・・!!皮膚がくっ付いて・・・痛いッッ!!」
黒い粘液はギュッグググッと激しい粘音と共に、まるでゴムのような弾力と粘着で朝潮の手足を接着していた。無理やり体を動かすも強力に接着された皮膚とそれを無理やり引きはがそうとする事への痛みにより朝潮は悲痛な感情に襲われる。
それでも何度も立ち上がろうと試みるが、時間を追うごとに粘液の粘度はさらに増し部屋には粘液のさらに激しくなった粘音と朝潮の悲鳴が響いていた。
朝潮「ま、負けるもんか・・・!負ける・・・もんか・・・ッッ!!」
辛うじて気力を振り絞り粘着の床から出ようとする意志を持とうとする朝潮。
だが、粘液はそんな朝潮にさらにむごい追い打ちを始めた。
朝潮「・・・えっ!?粘液が・・・体に・・・?」
グチュグチュと音を立て黒い粘液は朝潮の体を徐々に覆い始めていた。
手足を覆っていた粘液は腕や太ももを覆い、朝潮の体は完全に拘束される。
さらに粘度の強くなった粘液から動こうとするもブチブチブチッと鈍い音とさらに強度を増した粘液がヌチャリと糸を引くだけであった。
そして気が付けば、そして黒い粘液は朝潮の尻や胸や腹、背中まで覆っていた。
朝潮「嫌アアアアアアアッ!!助けてええええええええええ!!!体中が痛くて染みるゥゥゥッッッ!!!」
体中に戦いの生傷が無数に残っていた朝潮の全身に有毒物資の塊である黒い粘液が覆われ、朝潮の体中の傷口に粘液が刷り込まれる。
そしてその上に強力な粘液の粘着によって朝潮の全身には想像を絶する逃れられない激痛が襲っていた。
想定していない罰を受け対処することができない朝潮。小さいながらも強い意志と決意を持っていたはずの朝潮はその目に涙を浮かべ必死に助けを求めようとする悲痛な表情となっていた。
朝潮「ごめんなさい司令官ッッ!!!ごめんなさい!ごめんなさいッッ!ごめんなさい・・・ッッ!!!」
粘液による全身の痛みと全身の粘着で痛みから逃れることができない朝潮はもはやひたすら泣き叫ぶことしかできなくなっていた。
そして動かしていた手足の感覚が無くなっていたことに気づいた朝潮は、力を振り絞り自分の今の手の状況を確認しようとする。
朝潮「・・・そ、そんな・・・手が、無くなってる・・・!?」
粘液で覆われていたはずの手はいつの間にか消えており、自分の手足が粘液に溶かされ同化させられてしまった事にようやく気付いた朝潮。
手足の踏ん張りがきかなくなり粘液に全身が崩れ落ちる。そして粘液は朝潮の首や顔を覆い始めた。
グチャグチャと音を立て幼い顔を浸食し始める粘液。朝潮の表情は絶望の極致だった。
朝潮「嫌あああああ!こんなネバネバした奴のエサにはなりたくないッッ!!だ、誰か!助け・・・ムグッッ!!!」
粘液は朝潮の目と鼻と口まで覆われ、朝潮の全身は粘液で完全に覆われてしまった。
朝潮「ウウウウウッ!!ウウウウウウッッ!!!」
粘液越しに悲痛な叫びをあげる朝潮。そんな朝潮の全身は徐々に粘液に溶かされ粘液の一部と化していった。
ブチュブチュブチュと音を立てながらまるで捕食するかのように朝潮の胴体を溶かしていく粘液。
そして、妹たちや司令官に助けを呼ぶ叫び声がかすかに聞こえる朝潮の頭も無残にドロドロになり部屋には粘液の床だけが広がっていた。
・・・それから2週間が過ぎたころ。
「うっ・・・ここは・・・・?」
粘液の床だけになっていたはずの部屋に、粘液に溶かされたはずの朝潮が目を覚ます。
朝潮「私は・・・粘液に覆われて・・・あれ?粘液が無くなってる・・・!?」
床を覆っていた粘液は跡形もなくなっており、どうして自分がここに無事でいるのか理解していない朝潮。
すると部屋の重い扉が開き、光が差し込んだ。
提督「ほぉ・・・その様子では粘液はお前の体に定着したようだな?」
朝潮「あ・・・司令官・・・?」
自分をこの部屋に放り込みあのような真似をした自分の司令官が目の前にいる。
一体何がどうなっているのか、朝潮には理解ができなかった。
提督「朝潮、こちらに来い」
朝潮「は・・・はい。了解しました・・・」
すくっと立ち上がり部屋を出る朝潮。
すると提督の近くには大きな鏡が用意されていた。
提督「朝潮、その鏡で今のお前の姿を見てみるといい」
朝潮「・・・はい、了解しました」
言われるまま鏡で自分の一糸まとわぬ姿を見る朝潮。すると・・・
朝潮「・・・え!?体が、大きくなってる・・・」
提督「そうだ。今のお前は朝潮改二。すべては艦娘の新たな改二構想の実験だったということだ」
朝潮「新たな改二構想・・・?」
提督「今まで艦娘の改二は単純な武装の改装や艦娘への直接的な手術改造によるものだったが、今回の構想は深海棲艦の細胞自体を艦娘の全身に定着させ深海棲艦の技術と能力を直接的に持った改二の艦娘を生み出すという物だ。大本営はこの構想にかなり期待を寄せているそうだが、まず人体自体の改造に成功したことは大いに喜ばれることだろう」
朝潮「そ、そうですか。司令官と大本営にこの朝潮がお役に立つことができ大変光栄に存じます!」
提督「お前の改二用の服装はすでに完成している。これがそうだ。早速着替えてみろ」
朝潮「了解です」
提督の持ってきた金属のカバンに入っていた服装に着替える朝潮。
提督の視線を感じながらもすぐさまに着替えた。朝潮の表情は笑みがあった。
朝潮「朝潮、着替えのほう完了しました」
提督「うむ、改二専用の装備は現在開発中なので以前お前が使っていた装備をその間使ってくれ。それから改二丁というお前専用の装備も開発しているそうだ。大本営あげての実験に見事に成功したお前の活躍、期待をさせてもらうからな」
朝潮「はい!この朝潮、必ず司令官のご期待に応えて御覧に入れます!!」
提督に連れられ懲罰房を後にする朝潮。
改二になった以上、二度と失態は繰り返すものかと決意する朝潮ではあった。
だが、疑問が残る。
体を液体に溶かされたはずの朝潮は、どうして改二の肉体になって戻ることができたのか?
一度溶けた肉体の細胞と深海棲艦の細胞や死骸でできた液体が混ざって改二の体になったのだとしたら、それは元の朝潮とは別の存在なのではないか?
その疑問を朝潮は全く持つことはなかった。
そして朝潮自身は、「論理的・物理的に今まで不可能であった強大なクラスの深海棲艦の
内部に突撃して撃破する」という大本営の提案した計画への礎としての存在になり果てた事を、この時の朝潮は気づく事も想定もしていなかった・・・。
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